新型コロナウイルスワクチン3回目接種の対象者全員の完了に向け、政府がまとめた新たなワクチン配送計画が分かった。
3月下旬から5月中旬に、高齢者や現役世代向けに約2200万回分を追加配送する。

政府のこれまでの計画では、4月上旬までに約8620万回分を配送するとしていた。新たな計画での追加分と合わせ、約1億820万回分になる。

さらに、12日に開始した職域接種用向けについても、4月末までに約240万回分を追加配送する方向だ。
これまでの計画では2月末までに760万回分、3月末までに200万回分を配送予定で、合わせて約1200万回分となる。

8月末までに3回目接種の対象になる人は約1億222万人。
新たな計画により、全員分の配送を5月中旬までに終える計算だ。

2月中に開始する5歳から11歳の児童への接種用としては2月に約90万回分、3月に約200万回分、4月に約900万回分も配送する予定だ。

これに関連し、後藤厚生労働相は14日、ファイザー製ワクチン1000万回分を追加購入し、3月に輸入することでファイザーと合意したと発表した。
さらに、契約済みの今年分1億2000万回分のうち600万回分を3月末までに前倒し輸入する。いずれも12歳以上用となる。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220215-OYT1T50046/

ファイザー製のコロナワクチン
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