1歳男児死亡裁判 初公判で被告の母親側は無罪主張

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/20220221/5010014945.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

4年前、田川市で1歳の息子に適切な治療を受けさせず死亡させた罪に問われている
26歳の母親の初公判が開かれ、被告側は「育児の技術や能力が十分でなく
息子を病院に連れて行くべき状況に気づけなかった」などとして無罪を主張しました。

田川市の無職、常慶藍被告(26)は、夫とともに、4年前、当時1歳の3男に
適切な治療を受けさせず肺炎で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

きょう、母親の藍被告の初公判が福岡地方裁判所で開かれ、被告は起訴された内容について
「病院に連れて行かなければいけないと分かりませんでした」と述べました。
検察側は、冒頭陳述で「被害者は重度の低栄養状態に陥って極度にやせ細り、肺感染症も発症していた。
衰弱している状況を認識していたのに、病院に連れて行かなかった」と主張しました。

一方、被告側は、「被告には知的障害があり、育児の技術や能力が十分でなく
『12歳の母親』とも言うべき状態だった」と述べたうえで
「被告とその子どもたちには社会的支援が必要だったのに誰からも気付いてもらえず、
困難の中での育児を余儀なくされた。息子を病院に連れて行くべき状況に気づけず、
分からなかった」として無罪を主張しました。

02/21 12:51