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フランスのマクロン大統領/Olivier Hoslet/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) フランスのマクロン大統領は25日、欧州連合(EU)の緊急首脳会議後の共同記者会見で、自身をロシアとウクライナの停戦合意に向けた仲介者だと位置付けた。

マクロン氏は「まずはじめに、こうした取り組みを進めるのは私の責任だと思う。この取り組みがウクライナから求められ、非難や制裁、決定や行動を続けながらも、いつか条件が整ったときに、ウクライナ国民のために敵対行為の停止を実現できる道を残しておくためだ」と語った。

マクロン氏はロシアの軍事行動開始後、西側諸国の首脳で初めてロシアのプーチン大統領と会話した。EU首脳会議の前に行われたが、「ロシア大統領が戦争を選んだため」成果は多くなかったと述べた。

マクロン氏はプーチン氏を「二枚舌」と呼んで非難。同氏は他のEU首脳とともに、軍事作戦開始の数時間前まで、プーチン氏とウクライナ東部の停戦を定めるミンスク合意の実施詳細について議論していたと明らかにした。

「まだ平和交渉が可能なときに、戦争を始める意図的、意識的な選択をプーチン大統領がした」と述べた。

EU首脳らは会議で新たな制裁に署名。ミシェル欧州理事会議長はロシアとベラルーシに対する「巨大」で「痛みのある」制裁になると述べた。

2022.02.25 Fri posted at 14:42 JST
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