被差別部落の若者たちが差別解消を求めて1922年に結成した全国水平社が3月3日に創立100年になるのに合わせ、部落解放運動の歴史を伝える奈良県御所市の水平社博物館が展示内容をリニューアルする。オープン前の式典が27日に開かれ、運営法人の理事長を務める川口正志県議が「ここが、人権のふるさとになってほしい」と述べた。

 リニューアルでは展示資料を減らし、イラストなどを使って分かりやすさを重視。以前は大きく扱っていなかった戦後の解放運動についての展示を拡充するほか、人権意識に関する最新の調査結果も示し、今も根強く残る部落差別の実情を紹介する。

神戸新聞NEXT 2022/02/27 15:33
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展示内容がリニューアルされた水平社博物館=26日、奈良県御所市