鹿屋航空基地 米軍無人機配備案 施設や宿泊施設などを調査

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20220304/5050018030.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

自衛隊の鹿屋航空基地へのアメリカ軍の無人機の配備案をめぐり、在日アメリカ軍と
防衛省による基地の施設や宿泊施設などの調査が4日終わりました。
今月中には太平洋空軍やアメリカ本土の関係者も現地入りし、専門的な調査を行う予定です。

日米両政府は、東シナ海などでの活動を活発化させている中国を念頭に、
海上自衛隊鹿屋航空基地にアメリカ軍の無人機「MQ9」を配備する方向で検討を進めています。

先月28日からは在日アメリカ軍と防衛省の担当者が鹿屋市に入り、基地内の施設や設備を確認したほか、
基地で活動する上で必要となる市内の宿泊施設や飲食店などの状況を調査しました。
九州防衛局によりますと、これらの調査は4日までに終了したとしています。

調査の要請に応じ、2日、在日アメリカ軍の担当者らと面会したという鹿屋市内のホテルの
支配人によりますと、部屋の数や広さ、それにベッドのサイズなどについて尋ねられたということです。
ニューワールドホテルの支配人の本村英誉さんは「どのくらいの人数や期間で
アメリカ軍が来るのかと質問したが、全く未定という回答だった。
英語での対応ができるスタッフがいないので、その辺りがクリアになれば、
断るつもりはない」と話していました。

九州防衛局によりますと、今月中には、在日アメリカ軍や太平洋空軍、
それにアメリカ本土から合わせて最大30人ほどが参加して、基地の滑走路や
格納庫などの専門的な調査を5日ほどかけて行うとしています。

一連の現地調査は今月中をメドに終える予定で、日米両政府は調査結果を検討したうえで、
無人機の配備が可能かどうか結論を出すことにしています。

一方、鹿屋市は、無人機の配備案について、九州防衛局に対し、60項目以上の質問を
書面で出していましたが、4日までにその回答を公開しました。

このうち、アメリカ軍による基地の使用が常態化するのではないかという懸念について、九州防衛局は
「仮に一時展開することになっても、それ自体によってアメリカ軍の訓練が
増えることになるとは考えていない」と回答しています。

一方で、無人機を配備する時期や、基地に展開するアメリカ軍の部隊の規模については
「鹿屋基地への展開が運用上、可能かどうか結論を得られておらず現時点で答えることは困難だ」
として想定も含め詳細を明らかにしていません。

03/04 17:39