ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、京都市が、国外避難したウクライナ人の受け入れを検討していることが5日、関係者への取材で分かった。市は1971年からウクライナの首都キエフ市と姉妹都市関係にある。半世紀にわたって親交を深めてきた歴史を踏まえ、積極的な人道支援が必要と判断した。

 ウクライナから国外に脱出した人々は3日までに100万人を超え、今後、難民は400万人に達する恐れがあるとされる。市は難民受け入れの具体化に向け、キエフと交流を重ねてきた関係団体と近く協議の場を設けるという。

 ウクライナ情勢を巡っては岸田文雄首相が2日、「ウクライナとの連帯をさらに示すべく、第三国に避難した人の受け入れを進める」と表明していた。

 市は中京区の市役所前広場に献花台を設け、犠牲者を追悼するとともに現地の復興に役立ててもらおうと寄付金も受け付けている。4日には平和への願いを込め、世界遺産・二条城(中京区)の「東南隅櫓(やぐら)」をウクライナ国旗の青と黄色の光で照らすライトアップも始めた。

3/5(土) 10:51配信
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