瀬戸内海で1日に解禁されたイカナゴのシンコ(稚魚)漁のうち、大阪湾で操業する兵庫県と大阪府の漁業者らは7日、今年の漁を同日で打ち切った。漁獲量が少なく、来年以降の資源量を確保する。今年の漁は実質4日間で、一昨年の2日間、昨年の3日間に続く早期の終漁となった。淡路島以西の播磨灘での漁は、当面継続する。
 神戸市と淡路島東岸、大阪府の漁業者が同日、電話協議で決めた。解禁初日の大阪湾は、昨年に続き資源回復の兆しが見えたものの、その後2、3日の漁獲量は減少傾向だった。

 このため、大阪湾では4〜6日の出漁を見合わせ、7日に漁を再開。しかし、漁獲量が持ち直すことはなかったことから、早期に漁を終え、来年に親となるシンコを残すことにした。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202203/sp/0015116537.shtml