映画を10分程度に無断編集した「ファスト映画」の製作に協力したとして、著作権法違反容疑で書類送検された川崎市の男性(23)について、仙台地検は9日、不起訴処分とした。地検は「事件後の事情も考慮した」などと説明している。
 ファスト映画をめぐっては、宮城県警が昨年6月に全国で初めて男女3人を同容疑で逮捕し、有罪判決が確定した。不起訴になった男性は動画のナレーションなどを担当していた。
 男性は送検後の取材で、一部の映画会社と1000万円超の賠償金を支払う内容で示談したと明かし、「暗黙の了解で見逃してもらえると、甘い認識を持っていた」と話していた。

時事通信 2022年03月09日19時19分
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