仙台市は10日、新型コロナウイルス感染状況とワクチン接種状況を公表した。65歳以上の高齢者のうち3回目接種後、
2週間が過ぎて陽性が判明する「ブレークスルー感染」の割合は0・04%だった。

デルタ株が流行した昨年7〜9月の全年代のブレークスルー感染率と同程度で、  
市保健所は「感染力の強いオミクロン株に対し、3回目接種は効果がある」と分析する。

市によると、3回目を打った高齢者は今月9日時点で20万513人。うち76人のブレークスルー感染が判明した。

昨年7月1日〜9月29日、全年代の2回目接種後のブレークスルー感染率は0・03%で、現在と割合はほとんど変わらない。


9日時点の年代別の3回目接種率は表の通り。対象となる18歳以上は34・6%で、前週(2日)に比べ3・9ポイント上昇した。
高齢者に限ると6・8ポイント増の77・5%に達した。60代以上の各年代が60%を超えた一方、20〜50代は10%台〜20%台にとどまっている。


2月28日〜3月6日の新規感染者の年代別割合は60代以上が8・3%で、6週間ぶりに1割を下回った。

市保健所の白岩靖史調整担当課長は「高齢者の感染割合が減ったのは、3回目接種が進んだことが一因ではないか」との見方を示す。
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