ドイツでは新型コロナウイルス感染が再び広がっている。ロベルト・コッホ研究所(RKI)のデータによると、
14日は10万人当たりの感染者数(7日間平均)が1543人と3日連続で過去最多を更新した。

ラウターバッハ保健相は13日のツイートで、感染状況悪化で「多くの死者」が出る兆候があると警告。
ワクチン未接種者に対し、至急接種に行くよう促した。

同国は2月中旬からコロナ関連の各制限を解除し始め、残りの措置の多くも20日に廃止する予定となっている。

RKIによると、感染者の増加はオミクロン変異株の一種で、
感染力がさらに強いとされる「BA.2」の流行が一因。感染症例数の約半数がBA.2によるものだという。

欧州ではロシアのウクライナ侵攻で市民の関心が新型コロナから離れており、
ドイツだけでなく、オランダやオーストリア、スイスなどでも感染率が再び上昇している。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-14/R8QJHDT1UM0W01