2022/03/14 17:27

 AP通信などによると、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラを銃で処刑したボリビア軍のマリオ・テラン元軍曹が、ボリビア東部サンタクルスの病院で10日に死去した。80歳だった。

 1959年にキューバ革命を成功させたゲバラは、その後も革命の「輸出」を目指し、アフリカのコンゴやボリビアでゲリラ戦を展開した。しかし、67年にボリビア軍に捕らえられると、同年10月9日、元軍曹の銃弾で39年の生涯を閉じた。

 報道によると、元軍曹は過去のメディア取材に、発砲をちゅうちょしたと明かし、ゲバラから「落ち着け。よく狙え。お前は一人の男を殺すのだ」と声をかけられたと語っていた。(リオデジャネイロ支局 淵上隆悠)

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220314-OYT1T50136/