※2022年3月22日 10時36分

 【ワルシャワ=蜘手美鶴】ウクライナ外務省は21日、同国東部ドネツク、ルガンスクの2州から19日、子ども2389人がロシア軍によりロシア領に連れ去られたとの情報を得たと発表した。真偽は確認できないが、ウクライナ当局は、両親を殺害するなどした上での「誘拐」だとして捜査している。
 両州の一部はロシアがウクライナへの侵攻直前に「独立国家」として承認した親ロ派武装勢力の実効支配地域。南東部のドネツク州マリウポリを中心に戦闘が続いている。ウクライナ外務省は子どもを含む住民の連れ去りを「人権を無視した国際犯罪だ」と非難した。
 ロシア軍による住民移送を巡ってはこれまでもマリウポリで、女性や子どもら数千人がロシア南部ロストフ州に連れ去られた疑いが出ていた。ロシア国営テレビは「ウクライナ民族主義者の支配を逃れ、住民が自発的に逃れている」との一方的な主張を伝えている。

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東京新聞: ロシア軍が子ども2300人以上を連れ去りか ウクライナ当局は「誘拐」として捜査.
https://www.tokyo-np.co.jp/article/167061