むしろ今までは歓迎されていたのにね。

Netflixは、契約者本人の他にも、家族の個人別アカウントが合計で5つまで作れるようになっています。筆者も家族内で別々のアカウントを使っていますが、それぞれ好みも違うし、見る時間もデバイスも違うから、すごく便利。

今までは、たとえば「契約者+同居している家族がそれぞれ個別でアカウントを持っており、さらに他県に住んでいる家族もアカウントを持っている」ということができていたのですが、これからはそれができなくなるかも…とThe Vergeが伝えました。

■「契約者と同居してる?」

パスワード共有に関する取り締まりが始まったのは、3月12日のこと。アカウントを共有してもらっていた人がNetflixを開いたら、下記のようなメッセージが表示されたんですって。

Start your own Netflix for free today. If you don't live with the owner of this account, you need your own account to keep watching. (ネトフリの無料体験始めない? このアカウントの契約者と同居していないなら、契約してから見ようね)

■これまでは共有オッケーだった

実は、Netflixは以前から契約者の家庭以外の人とアカウントを共有することはできないと明記していました。一方で、2016年にはCEOのリード・ヘイスティング氏が「Netflixの作品を共有することはいいこと」だと話しており、あまりネガティブには捉えていないスタンスを明かしているんですよね。ダメだけど取り締まることはしないという、グレーな扱いでした。

これはマーケティングの一環だったのでしょう。で、みんながNetflixの魅力にメロメロになって、共有ユーザーが「もうネトフリなしの生活は想像できない〜」のレベルになってから「契約しようぜ!」という連絡が届く……と。おうち時間が増えている今、ストリーミングは数少ない大切な娯楽。これまではアカウントを共有できていた人も、つい30日トライアルにサインアップしてしまいたくなるかもしれませんね。上手いやり方だなぁ。

3/22(火) 19:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2392b3ee2016657889efa383d3c2c0843ebfcbd
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220322-00000012-giz-000-1-view.jpg