※2022/3/26 21:56

新型コロナウイルス感染症対策の蔓延(まんえん)防止等重点措置の22日の全面解除にたどり着くまで、専門家らによる基本的対処方針分科会(尾身茂会長)の判断は揺れた。感染力は強いが軽症が多いというオミクロン株の特性のためで、措置の延長が諮られる度、重点措置の効果を疑問視する声や反対意見が出た。今後、感染力が強いとされる派生型「BA・2」への置き換わりが進み、感染が再拡大する事態になれば、専門家は再び措置適用の是非をめぐり難しい判断を迫られる。


政府から18都道府県の重点措置適用の延長が諮られた4日の分科会。公開された議事録によると、大阪大の大竹文雄特任教授(行動経済学)と、東大医科学研究所の武藤香織教授の2人が反対した。

大竹氏はオミクロン株の危険性について「相当程度高く、重点措置で私権制限を続けなければならないほどなのか」と指摘。武藤氏も「漫然と延長されることに納得できない」と反発した。慶応大の小林慶一郎教授(経済学)は「重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を持った人の行動制限に絞る」ことなどを条件に賛成した。

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産経ニュース: 解除か延長か 揺れた専門家 第6波の蔓延防止.
https://www.sankei.com/article/20220326-RFNTCOIVOJLZZI3B5PXOWVI2VA/