京都南労働基準監督署は29日、労働安全衛生法違反の疑いで、京都市伏見区の自動車整備会社と同社の男性社長(75)を書類送検した。

書類送検容疑は、昨年5月17日、城陽市の路上で、クレーンでつり上げ作業をする際にフックに荷物を掛けたりする「玉掛け」の資格を持たない男性社員に、脱輪した車両をつり上げるための玉掛け業務をさせた疑い。

同労基署によると、男性社員はつり上げ作業後、車両をジャッキアップ中に道路と車両の間に挟まれて死亡した。この事故の調査で男性社員に無資格で業務をさせていたことが分かったという。

京都新聞
2022年3月29日 16:16
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