新型コロナウイルスの後遺症患者約200人を分析したところ、半数近くが発症から2週間以上たった後に後遺症が現れていたことが
東京都の調査・助言機関「東京感染症対策センター(東京iCDC)」の分析でわかった。

せきや発熱から回復しても、その後に別の症状に苦しむ患者の実態が浮き彫りになった。

昨年5月〜今年1月に都立・公社病院を受診した後遺症患者230人を分析した。
後遺症の発症時期がわかる213人のうち、46人がコロナ発症から2週間後〜1カ月未満の間に後遺症が出現した。

1カ月〜3カ月未満が40人、3カ月以上たってからの発症も11人いた。当初のコロナの症状は全員回復していたという。

後遺症の症状(複数回答)で最も多かったのは倦怠(けんたい)感」の93人。「息切れ」44人、「頭痛」38人、「嗅覚(きゅうかく)障害」37人、「せき」33人が続いた。
https://www.asahi.com/articles/ASQ3Y6G9RQ3TUTIL061.html