北海道新聞04/07 05:00
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 釧路市は、早ければ2029年度の着工を目指すJR釧路駅の鉄道高架化事業について、駅周辺に公共施設を移し、ホテルや商業施設など民間の投資を促す方針を掲げている。公共施設を呼び水に人通りが減り続ける駅周辺のにぎわいを取り戻すのが狙いだが、釧路駅の乗降客数も減る中、巨額の事業費に対する費用対効果について疑問視する声も出ている。

 釧路駅の鉄道高架化事業は、鉄路で南北に分断された中心街の利便性を高めることなどが目的。総事業費は、市の概算で168億円。このうち市の負担は56億円で、残りは国や道などの補助を受ける。市の計画案によると、33年度に新しい駅舎の建設や周辺の道路整備が終わり、駅周辺の区画整理や公共施設の移転など事業全体の完了は40年度を予定している。

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