新型コロナウイルスのワクチン接種で、2回目に副反応が出た人はそうでない人よりも高い効果が持続したという調査結果を、
国立病院機構宇都宮病院(宇都宮市)などがまとめた。

研究チームは、副反応を嫌って3回目を見合わせている人たちに早期の接種を促している。


調査には、独協医大、自治医大が加わった。

ファイザー社製ワクチンを2回接種した宇都宮病院の職員378人(男性123人、女性255人)について、
2回目接種3カ月後と6カ月後の血液中の抗体価を調べた。抗体価は、新型コロナウイルスへの抵抗力の目安となる。
https://www.asahi.com/articles/ASQ4D63YHQ30UUHB00D.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3


国立病院機構 宇都宮病院
https://utsunomiya.hosp.go.jp/files/000172342.pdf

国立病院機構 宇都宮病院 呼吸器・アレルギー内科研究チームは、2021年8月、11月の研究発表に続き
https://utsunomiya.hosp.go.jp/news/nw1_00085.html)、副反応の追加解析を行いました。

その結果、 2回目接種後に発熱、倦怠感、関節痛、消炎剤が必要な全身性副反応が発症した場合、接種3-6ヵ月後の維持抗体価は約2割高値でした。
つまり、接種直後の副反応が半年後まで影響することが判明しました。

また、3回目接種2週後の抗体価は、2回目接種2週後の10倍以上、半年後の40倍以上に上昇に上昇しました。

副反応を懸念し、3回目接種を見合わせたり、モデルナ製を避ける傾向が報道されています。
ワクチンの副反応は効果を長期間高める可能性があり、多くの人が早期に接種することを期待しています。