【ロンドン=尾関航也】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、英BBCのインタビューで、欧州連合(EU)がロシアへの制裁として検討している露産原油の禁輸措置について、「ドイツとハンガリーに阻止されている」と両国を名指しで批判した。
 ドイツなどロシア産資源への依存度が高い国は禁輸に否定的だが、ゼレンスキー氏は、「もはやビジネスや金銭の問題ではない」として早期の実施を求めた。
 エネルギー資源はロシアの輸出総額の4割以上を占めており、ウクライナ政府は、EUが禁輸に踏み切ればロシア経済に与える打撃は大きいとみている。
 ゼレンスキー氏はまた、ウクライナ軍に対する米欧の武器供与について、「もっと早期に、より迅速に、今すぐ必要だ」と支援の加速を訴えた。

読売新聞

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