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群馬 太田 日本ミシュランタイヤが新たな研究施設を設置
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220415/k10013584471000.html

2022年4月15日 19時01分

日本ミシュランタイヤは、本社を移転することにしている群馬県太田市の拠点に、3Dプリンターで金属部品を製造する技術の研究施設を新たに設置し15日、開所式を行いました。

日本ミシュランタイヤが新たな施設を設置したのは、太田市にある研究開発の拠点です。

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15日は開所式が行われ、須藤元社長が「ミシュランの経験と知恵を結集し、地域の皆様と一丸となって群馬から革新的なイノベーションを発信します。新たな市場を切り開き、社会に貢献できるよう全力で取り組んでいきます」とあいさつしました。

『ミシュランAMアトリエ』と名付けられた新たな施設では、粉末状の金属を3Dプリンターで何層にも積み上げる『積層造形技術』を用いた金属部品などの製造を、産学官が連携して研究することにしています。

この技術を使うと、塊ではなく、中に空間を作って金属部品を作ることができるため軽量化できるということです。

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開所式のテープカットで使われたはさみも、この技術を用いて作られました。

施設では、自動車関連の部品だけでなく、エネルギーや医療分野での活用も進めていきたいとしています。

日本ミシュランタイヤでは、この太田市の施設に来年夏、本社機能も移転することを決めていて、群馬県は期待を寄せています。

開所式に出席した群馬県の山本知事は「コロナ禍の新たな生活様式の普及で、東京に近く、自然豊かな群馬県の存在感が大きくなっていると思う。ミシュランが群馬県に来てくれることを追い風にして、群馬県も発展していきたい」と話しました。


※関連リンク
https://news.michelin.co.jp/articles/20220415-michelin-am-atelier-start

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