労働組合の中央組織「連合」の芳野会長が18日、自民党の会合で講演しました。連合は立憲民主党など野党を支援する団体で、そのトップが自民党の会合に出席するのは異例のことです。

連合の芳野会長は、自民党本部を訪れ、雇用の流動化や女性の働き方などについて自民党議員と意見交換しました。

連合は立憲民主党など野党の支援団体ですが、自民党はことしの運動方針に連合との政策懇談を積極的に進める方針を明記するなど連合との連携を模索する動きを強めています。

連合の幹部は「自民党の中に連合の会長を会合に呼ぶことで自民党の方を向いて欲しいと期待する議員がいるのだろう」と話しています。

連合・芳野会長「私どもの政策実現のために、ぜひ自民党さんにも力を貸していただきたいとお願いをし、自民党さんの方からも、ぜひ課題解決に向けて(協力しよう)ということをいただけたので、政策実現に向けてこれから一緒に取り組めればなというふうに思います」

その上で、芳野会長は「共産党を除く主要政党には、呼ばれれば、私たちの求める政策などについて意見交換をしたい」と述べ、自民党の会合への出席はあくまで連合の政策実現に向けた行動で異例ではないと強調しました。

ytv news 2022.04.18 21:25
https://www.ytv.co.jp/press/politics/143974.html