29日からの大型連休に向け、道内各地の宿泊施設の予約が好調だ。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請が出ておらず、昨年から予約が倍増した施設もあり、観光地はコロナ禍前のにぎわいに期待する。一方、道内の新規感染者は20日、100人台だった昨年同時期を大幅に上回る3千人を超えた。大型連休に人の往来が増えることで感染の急拡大が懸念されることから、各宿泊施設は警戒感を強めながら感染対策を図っている。

 「都心に近い良さが見直されている」。定山渓温泉(札幌市南区)にある章月グランドホテルは客室の9割が予約で埋まっており、田島晃祐アシスタントマネジャーは手応えを語る。コロナ禍で一昨年は休館し、営業した昨年も客室稼働率は7割ほどだった。(以下有料版で,残り:954文字)

北海道新聞 04/21 07:35 更新
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