新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」のうち、国内で置き換わりつつある「BA・2」の感染力を上回るとみられる新系統
「BA・4」と「BA・5」がアフリカなどで見つかっている。世界保健機関(WHO)は両系統を警戒度が最も高い分類の
「懸念される変異株(VOC)」に加え、監視を強めている。

英保健当局によると、BA・4は3月30日までに南アフリカや英国などで計52例見つかった。
BA・5も3月25日までに南アで27例が確認された。日本国内では見つかっていない。

西浦博・京都大教授(理論疫学)らは、国内の第6波で主流だったBA・1に比べ、BA・4の感染力は1・49倍、
BA・5は1・4倍と推定し、1・21倍のBA・2を上回るとした。

西浦教授は「日本に入れば置き換わりが進むだろう」と指摘する。
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220421-OYT1T50262/