任期満了に伴う大阪府泉南市長選は24日投開票され、新人で元市議の山本優真氏(31)=大阪維新の会=が、新人で元市議の小山広明氏(80)=無所属=を破って初当選を決めた。全国市長会によると、全国初の平成生まれの市長誕生で、現役市長の中でも最年少となる。

 午後10時15分ごろ、市内で勝利宣言をした山本氏は「若い世代の声をしっかりと吸収していきたい。これからがスタートだ」と決意を語った。

 山本氏は大学時代、ボランティアサークルに所属。国内外で貧困層への支援活動を続ける中で「政治を変えないと貧困問題は解決しない」と考え、政治家を志したという。衆院議員秘書を経て2016年、市議に初当選した。

 選挙戦では市長報酬の20%削減や退職金廃止を掲げ、公共施設の整備や子育て支援などを訴えた。【高良駿輔】

毎日新聞 2022/4/24 22:15(最終更新 4/24 23:18) 347文字
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