茨城県古河市の高齢者施設で、入所者2人の血管に空気を注入し殺害したとして逮捕された施設の元職員について、水戸地方検察庁は2人に対する殺人の罪で起訴しました。

被告 “事件について何も話さず”

起訴されたのは、茨城県古河市の介護老人保健施設「けやきの舎」の元職員、赤間恵美被告(36)です。

起訴状などによりますと、被告は看護師や介護職員として施設で働いていたおととし5月から7月にかけて、いずれも入所者の鈴木喜作さん(当時84)と吉田節次さん(当時76)の血管に空気を注入して殺害したとして、殺人の罪に問われています。

捜査関係者によりますと、これまでの調べで2人のCT画像などから血管に致死量の空気が注入された痕跡が見つかっているということです。

水戸地方検察庁は、3か月余りにわたる専門家による精神鑑定の結果などから刑事責任を問えると判断し28日に起訴しました。

検察は認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、これまでの取り調べに応じているものの、事件については何も話していないということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220428/amp/k10013604271000.html

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20220427002700_comm.jpg
赤間恵美