>>748

ヒトの骨には、中心部に赤血球・白血球・血小板などを生成する造血細胞が
存在します。
これらの細胞は、おおよそ500℃以上で完全燃焼し無くなります。
日本の火葬場で主たる燃料は、ガス・灯油・重油で、炉内温度は600〜800℃
燃焼炎温度は約1200〜2000℃にもなります。
ヒトの骨は、外側の強固な緻密質が内部の骨髄質を守る構造をしています。
ですから、土葬骨からの血液型判定やDNA型判定は可能ですが、火葬骨からは
骨の内部組織が燃焼消失し、石灰成分のみとなっていることから、血液型判定や
DNA型判定は、難易度が高い検査となります。

同じくマイクロ波(電子レンジの電波)などによる加熱されたものに関しても
DNA塩基配列は破壊されてしまうため、DNA判定が難しくなります。