改修中の神戸ポートタワー、足場あらわ 強風でシート破損など被害 復旧に1カ月以上
5/5(木) 17:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f8eaeaaac28583c2c2f0fcee250062708551228

強風被害を受けたデザインシートがたたまれ、メッシュシートが張られた神戸ポートタワー=5月2日夕、神戸市中央区波止場町(撮影・吉田敦史)
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 改修工事中の神戸ポートタワー(神戸市中央区)を覆っていたデザインシートが強風で破損し、足場があらわになっている。神戸市港湾局は、新しいシートを取り寄せるなど復旧を急いでいるが、1カ月以上かかりそうだという。

 同局によるとシートは2月末に取り付けたばかり。東側には映像のスクリーンとして使える真っ白なシート、西側にはポートタワーらしさを感じさせる赤い曲線をプリントしたシートを張っていた。

 タワーが強風に見舞われたのは4月29日で、神戸市内は瞬間最大風速24メートルを記録した。シートが破れ、足場と結んでいたひもが切れるなどの被害を受けた。

 破損したシートが「バタン、バタン」と音を立ててはためくなどしたため、危険を感じた通行人から兵庫県警に通報が寄せられ、交流サイト(SNS)にも写真が投稿された。

 東側は破損部分を取り換えて翌30日に復旧した。西側は当面別のメッシュシートで覆ってしのぐ。

 同局の担当者は「台風なら事前にたたむなどの対策を講じるが、今回の強風は想定していなかった。シートの強度を検証した上で復旧したい」としている。(吉田敦史)