厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、新型コロナウイルス感染症診療の手引き別冊の罹患後症状のマネジメント
(第1版)に関する事務連絡(4月29日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。

暫定版を改訂したもので、同じ章だった精神症状と神経症状を分割。
希死念慮など緊急性を有する場合は、大学病院の精神科や単科精神病院などへの紹介も検討する必要性を挙げている。

今回の改訂では、精神症状に関するフォローアップすべき所見・症状やプライマリケアのマネジメントなどを追記した。

具体的には、入院や集中治療を要する中等症・重症の新型コロナウイルス感染症罹患後は、
▽PTSD▽睡眠障害▽気分障害▽物質使用障害▽依存症−などに注意する。

また、高齢者については、「重症度にかかわらず、認知症の発症予防を念頭においたフォローアップが望ましい」としている。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20220509115728