>>201
前にも書いてやったがもう一度書く

国連薬物犯罪事務所(UNODC) による世界薬物報告書2021(2021年6月公表)から抜粋
https://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/wdr2021.html

調査結果:
・大麻の効力は年々増加している(特にΔ9-THC含有量は1995~2019の間に4倍増)が、
 大麻の常習と特に若者の健康に生ずる問題を結びつけるエビデンスにもかかわらず、
 そして効力と害の相関関係にもかかわらず、
 大麻を有害と認識している若者は逆に減っている(1995~2019の間に40%減)。
・COVID-19によるパンデミックの間に、大麻と鎮静剤の非医療的使用が世界的に増加している。
・共通課題と局所力学:大麻の流通と使用は世界中のすべての地域に影響を及ぼすが、他の薬物問題は地理的に異なる場所で更なる脅威をもたらす。

結論:
・より強力な大麻によってもたらされるリスクの認識と現実との間におけるこのような不一致は、若い世代への薬物の悪影響を増大させる可能性がある。
・科学的証拠は、特に若者において、大麻の定期的な使用によって引き起こされる健康への害を示している。
・調査からの証拠は、リスクの認識が低いことと使用率が高いこととの間に関連があることを示唆している。
・民間企業によるΔ9-THC含有量の高い大麻製品の積極的なマーケティングとソーシャルメディアチャネルを介した宣伝は、問題を悪化させる可能性がある。
・現在販売されている大麻製品の効力は様々で、予測できない可能性があり――大麻の使用が合法化されている一部の管轄区域では、THCの含有量に制限がない――公衆衛生上の懸念がある。

【追加】
今後の対策:
・大麻の強度の増加による潜在的な影響についての誤った情報と戦う。
・事実に基づく情報を使用し、大麻の非医療的使用による潜在的な危害の認識を高める。
・広告の包括的な禁止を通じ、民間事業より公衆衛生を優先する。
・大麻の使用が健康にもたらす害と、薬物の医学的使用の可能性の両方に関する研究への投資を増やす。
・大麻市場と大麻使用に関連するリスクの認識について、監視していく。