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 バイデン米大統領は19日、ホワイトハウスで、フィンランドのニーニスト大統領とスウェーデンのアンデション首相と3者会談し、両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を全面的に支援する方針を伝えた。3首脳は会談後、記者会見に臨み、バイデン氏は「両国はNATO加盟の全ての要件を満たしている。加盟でNATOの安全保障の協力が全面的に強化される」と強調。

 バイデン氏は、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「NATOはかつてないほど必要とされている」と主張。NATO加盟には「軍事的な相互運用性や経済的透明性、民主的な説明責任などの高い基準を満たす必要がある。両国はそれを達成している」と訴えた。加盟申請中も両国と連携し「いかなる侵略も抑止し、立ち向かう」と改めて表明した。

 NATO加盟には全加盟国(30カ国)からの承認が必要だが、トルコはフィンランドとスウェーデンがトルコの反政府組織・クルド労働者党(PKK)を支援しているとして反対する意向を示している。

 ニーニスト氏は会見で「トルコが抱くあらゆる懸念について、オープンに説得力を持って話し合う用意がある」と説明。アンデション氏は「トルコを含む全加盟国とさまざまなレベルで対話を行っており、問題を整理している」と語った。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/cef8f0ebc75471bcea6b6e2ad2a8a98b354a2caf