※2022/5/25 18:58

【台北=矢板明夫】台湾の最大野党、中国国民党は25日、台湾の初代総統、蔣介石のひ孫で、立法委員(国会議員に相当)の蔣万安氏(43)を11月に行われる台北市長選挙の公認候補として擁立した。蔣氏は記者団に対し「市民のみなさんと協力して、台北市を国際都市にしていきたい」と抱負を語った。

蔣氏の祖父は元総統の蔣経国氏で、父親は元外交部長(外相)の蔣孝厳氏。台湾で高い知名度を誇る一族に生まれ、自身も米国の大学院を修了し米弁護士資格を持つエリートだ。2016年に立法委員に初当選したときから、国民党の「明日の星」と呼ばれていた。

台湾で1990年代に民主化が実現して以降、選出された4人の総統のうち、蔡英文総統以外の李登輝氏、陳水扁氏、馬英九氏はいずれも台北市長経験者で、台北市長のポストは総統への登竜門ともいわれている。

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産経ニュース: 蔣介石のひ孫、台北市長選に出馬へ 野党が擁立.
https://www.sankei.com/article/20220525-3A2UBGBXOJJ57MZVWENAJZCFQY/