https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220529/k10013648821000.html

2022年5月29日 20時00分

現職と新人による2人の争いとなった新潟県知事選挙は、現職で、自民党、公明党県本部、国民民主党県連が支持した花角英世氏(64)の2回目の当選が確実になりました。

新潟県知事選挙の投票は午後8時までに締め切られました。
NHKの事前の情勢取材や29日投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党、公明党県本部、国民民主党県連が支持した現職の花角英世氏が、共産党、れいわ新選組、社民党が推薦した新人の片桐奈保美氏(72)を大きく引き離して極めて優勢です。

また、28日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも花角氏が大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、花角氏の2回目の当選が確実になりました。
花角氏は新潟県佐渡市出身の64歳。
国土交通省の元官僚で、新潟県の副知事や海上保安庁次長などを経て、前回4年前の知事選挙で初当選しました。

今回の選挙戦で、花角氏は、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所への対応について、新潟県による福島第一原発事故の検証結果が出るまで、再稼働の議論は行わないとした上で将来的には原発に依存しない社会を目指すと訴えました。

そして、支持を受けた各党の支持層だけでなく、自主投票となった立憲民主党の支持層や、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。

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