石川 2022.06.01 11:30

石川県金沢市にあるオウム真理教の後継団体「山田らの集団」の代表とされる女性が、国の観察処分を取り消すよう求めた裁判で、最高裁判所は女性の上告を退けた。

金沢市などを拠点に活動している「山田らの集団」は、国が4年前から団体規制法に基づく観察処分の対象としている。

その処分をめぐっては代表とされる女性が「信教の自由に反する」などと主張し、処分の取り消しを求める訴訟を起こしていた。

一審の東京地裁は「活動状況を継続して明らかにする必要がある」とし、女性側の訴えを退ける判決を言い渡した。

二審の東京高裁も一審判決を支持。

そして最高裁は5月26日付で、上告を棄却し、観察処分は適法とした判決が確定した。

「山田らの集団」の拠点施設には、去年10月の公安調査庁による立ち入り検査で、松本智津夫元死刑囚の写真や説法を収録した教材などが確認されている。

https://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/sp/news103q3t4g8raswa7731z.html