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2022/06/04(土) 19:17:00.01ID:ygCtNhW49奄美群島サンゴ礁保全対策協議会(会長・平田博行奄美市世界自然遺産課長)の総会が31日、奄美市役所であった。各市町村の担当者が出席し、2022年度の事業計画を承認した。
奄美・沖縄の世界自然遺産登録1周年を記念して、瀬戸内町で7月31日にサンゴ礁シンポジウムを開催する。群島内の中高生を対象に、水中観光船でのサンゴ観察会も計画している。
サンゴ礁シンポジウムは18年6月の喜界町以来4年ぶり。群島各地で隔年開催されていたが、20年度以降は新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。専門家らがサンゴ礁の保全をテーマに講演する。サンゴ観察会は群島内から参加者を募る。
1998年に発生した大規模な白化現象や、2000年以降のオニヒトデの大量発生による被害からサンゴが回復傾向にあることを受けて、保全に向けて15年度から実施している「重要サンゴ群集モニタリング調査」の報告があった。
報告によると、21年度は奄美大島(加計呂麻島を含む)の15地点で調査があり、一部に白化が見られるものの、「全体的に回復傾向にある」としている。22年度は喜界島、徳之島で調査を行う。
サンゴ礁保全対策事業で取り組むオニヒトデ駆除の21年度実績は前年度比23匹増の60匹。対策が進んで駆除数は減少傾向が続いていたが、龍郷町、徳之島町などでやや増加した。
22年度はモニタリング講習会を奄美大島で9月ごろに実施。6月のサンゴ礁保全月間にオニヒトデの集中的な駆除を行う。
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