茨城県土浦市で2月、千葉県八街市、大工、浜田夕輝さん=当時(21)=が集団暴行を受け、その後死亡した事件で、暴行罪に問われた茨城県常総市、土木作業員、小川大輔被告(22)の判決公判が8日、水戸地裁で開かれた。村山智英裁判官は「犯行態様は危険で悪質」などとして、懲役6月(求刑懲役1年)の実刑判決を言い渡した。

判決理由で村山裁判官は、浜田さんの首を絞めるなど危険で悪質な暴行を加えたと指摘。2人の目撃証言から、被告が否定していた頭突きについても認定した。本件直後の別の暴行で浜田さんは亡くなっており、「被害者家族の処罰感情は厳しい」と非難。刑事責任は重く、罰金刑を選択すべきではないと判断した。

弁護側は「けんか両成敗の側面がある」などとして、執行猶予付き判決を求めていた。

判決などによると、被告は2月12日午前1時50分から同2時ごろの間、浜田さんの体を蹴って転倒させ、両手で首を絞めるなどした。

茨城新聞社

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