接続料詐取疑い14人逮捕 愛知県警など、通信会社の社長ら
2022年6月9日 16時00分 (6月9日 16時00分更新)
https://www.chunichi.co.jp/article/486372

 通信事業者間で支払われる電話回線の接続料金をNTTドコモから不正に取得したとして、愛知、岐阜県警などの合同捜査本部は九日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで、いずれも通信事業会社の「メタスペクト」(東京都港区)社長の鈴木聡容疑者(45)=同渋谷区、「アルテリア・ネットワークス」(同港区)社員の神山悦智(えつのり)容疑者(51)=同北区=ら計十四人を逮捕したと発表した。
 他に逮捕されたのは「ソフィアデジタル」(同千代田区)社長の高橋和男容疑者(59)=同稲城市、「ネクストスペース」(名古屋市中区)社長の鈴浦伸生容疑者(53)=東京都中央区=など、通信事業会社や通信機器販売会社の役員ら十二人。
 通信事業者間では、電話をかけた側の業者が受けた側の業者に対し、通話時間に応じて「アクセスチャージ」と呼ばれる回線接続料を支払うことになっている。愛知県警組織犯罪特別捜査課によると、鈴木容疑者らはこの仕組みを悪用。「かけ放題」プランで契約したドコモの回線からアルテリア社の回線に大量の電話をかけ、アクセスチャージを不正取得していたとみられる。
 逮捕容疑では鈴木容疑者らは共謀して、ドコモの「かけ放...