※2022/06/11 16:08

 「Z世代」の若者は、8割以上が仕事よりもプライベート――。北陸3県の新入社員がそう考えていることが、北陸経済研究所(富山市)の調査で分かった。

 Z世代とは、1990年代中盤以降に生まれた世代を指す。同研究所は、彼らを象徴する2000年生まれの若者が、この春大学を卒業して社会人になり始めるのに合わせ、4月に調査を実施。同研究所が開いたセミナーに参加するなどした、北陸3県に本社のある企業の新入社員を対象にインターネットで行い、仕事への取り組み姿勢や今後の不安、就職活動などを質問し、213人が回答した。

 「仕事よりプライベート優先」か「プライベートより仕事優先」のどちらに近いかを聞く質問項目では、前者に「近い」「やや近い」とした人が計83・1%に上った。また、自分の職業観について近いものを、選択肢の中から複数回答で選んでもらったところ、仕事との距離感をうかがわせる結果が出た。82・2%ともっとも多かったのは、「仕事も大事だが個人の生活も大事にしたい」。「人並みに働いて給料をもらえればよい」(30・0%)、「できれば楽な仕事をしたい」(16・9%)などの回答も目立った。一方、「働きがいがあれば仕事の苦労はかまわない」(22・1%)など、働きがいを最優先する人も一定数いた。同研究所は、新入社員のうちからワークライフバランスを強く意識している点が、Z世代の特性だと見ている。

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読売新聞オンライン: Z世代の新入社員「仕事よりも私生活」8割超、コロナで対面講義少なく「人間関係」に不安.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220609-OYT1T50092/