自民党は若い世代にどんな日本社会を残そうとしているのか。「NO YOUTH NO JAPAN」の代表を務める能條桃子さんが河野太郎・広報本部長に聞く。

高橋史弥(Fumiya Takahashi)

2022年06月14日 7時0分 JST

7月10日投開票が有力視される参議院議員選挙。若者の政治参加が進まず、未来へ希望が持ちにくいと言われるなか、各政党はどのようなビジョンを示すのか。
U30世代に向けてSNSなどでわかりやすくニュースや社会問題を伝えている「NO YOUTH NO JAPAN」代表で、ハフポスト日本版のU30社外編集委員を務める能條桃子さんが各政党にインタビューを実施。政治への疑問や社会に対する不安をぶつけた。

第3回は自由民主党。広報本部長の河野太郎・衆議院議員(59)が取材に応じた。

能條桃子さん(以下、能條):
まずはグランドビジョンからお伺いします。自民党では、次の世代にどんな日本を残したいと思っていますか。

河野太郎・広報本部長(以下、河野):

自由民主党は「保守政党」と言われています。保守政党は何かというと、チャンスを皆に平等に配る、やりたいことがある人は色々なことにチャレンジしてくださいと。

例えば障害を持っていたり、さまざまな理由で皆と一緒に競争ができない人は社会全体で支えていかないといけない、ということはありますが、まずは自分で目指したいことに挑戦できる社会を作っていきたいと思っています。

今までは自分で新しい会社を起こそうと思うと、銀行からお金を借りることになり、そこで「個人保証をしてください」と言われ、失敗すると家・屋敷全部持っていかれて「再起不能です」となってしまうのですが、
それは良くない。何回でもチャレンジできるセーフティネットをきちんと張っておく、だからこそみんな思い切って挑戦ができる。そういう世の中を作っていきたいです。

僕が学校を出て社会に出たのが1985年12月。バブルの真っ只中だったんですが、そのあとバブルが崩壊してずっとデフレ傾向だった。

若い人は「今日より明日、日本がよくなる」という感覚がないままに育ってきた人が多いんじゃないのかなと思います。今年より来年、自分の生活も日本の国全体もよくなるよね、そういう中で自分が何をやれるだろうか、と前を向いて頑張れる社会を作るのが凄く大事。
今はみんな萎縮して目の前にあるものも取りに行かない。もうちょっと手を伸ばして、一個ずつ掴んで前へ行こうよ、という日本の国を作っていきたいです。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62919378e4b0edd2d0240148