2022/06/17 10:30

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エシカルな暮らし

20世紀最大の発明とも言われるプラスチック。軽くて丈夫で加工しやすいという優れた特性から、瞬く間に世界中に普及した。

しかし、主な原料は化石燃料の石油であり、丈夫さゆえに自然環境で分解されるまでに長い年月を要することから、今では気候変動や海洋汚染といった問題の要因として槍玉に挙げられている。

日本を含む世界各国でプラスチックの規制が進み、社会はプラスチックを諸悪の根源のように扱っているが、本当にそれで根本的な問題解決につながるのだろうか。

あえてプラスチックのポジティブな側面に目を向けることで、問題の本質に迫る。





プラスチック問題の現状

まずはプラスチック問題の現状を見てみよう。

今までに約83億トンを超えるプラスチックが生産され、そのうちの63億トン以上がごみとして廃棄されたが、いまだにたった9%しかリサイクルされておらず、79%は手つかずの状態となっている。

毎年約800万トンものプラスチックが海に流れ出ており、地球の海を漂うプラスチックは合計で1.5億トン。

このままでは、2050年までに海洋プラスチックの総重量が魚の総重量を超えると予測されている。

増加し続けるプラスチックによって地球が危機的状況にあり、世界中で対策が急がれているのだ。





なぜプラスチックが生まれたのか
https://forbesjapan.com/articles/detail/48194/1/1/1