戦争広告代理店

「戦争とPRの歴史」を語る際に、必ず取り上げられる事例として湾岸戦争(1991)時の「ナイラの証言」と呼ばれるものがある。

イラクのクウェート侵攻後、イラク兵が現地の子どもたちをいかに虐殺したのかについて、当時15歳の少女が涙ながらにアメリカ議会で語りメディアが大体的に報じた結果、アメリカの軍事介入のきっかけになったとも言われる証言だ。

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しかし、後にこれが「やらせ」だったことが暴露された。実は、このナイラという少女はアメリカ国内のクウェート大使の娘で、一度も母国には行ったことがなかった