https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69024?page=5
ゴリラの社会では、もっとも強くたくましいオスが「アルファ」になってメスを独占し生殖を恣(ほしいまま)にするし、鈴虫の場合はもっとも高く太く安定した羽音を出すオスがメスに選ばれる。多くの動物で、オスはメスに「プレゼンテーション」し、自分がすぐれた子孫を残す能力をもった存在であることをアピールする。メスは群がるオスのなかから、もっともすぐれたオスを採用する。
そうした基本的な「性淘汰」の原則が、ホモ・サピエンスだけには例外的に当てはまらない、ということは特にない。
人びとは「新自由主義的」なパートナーシップ市場で「よりよい相手」を巡って際限のないえり好みを続けている。厳選すれば厳選するほどに、よりよい相手と巡り合える可能性が高まるのだ。
スマートフォンを起動し、マッチングアプリ、デーティングアプリを眺めて、より高い収入と学歴と身長をもつ、よりイケメンでより「ハイスぺ」なパートナーとの将来を望む

まさにこれ