G7外相会合 “食料危機の責任はロシアの侵攻”との認識で一致
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220624/k10013687691000.html

2022年6月24日 23時13分

世界的な食料危機をめぐり、G7=主要7か国の外相会合が開かれ、食料危機の責任は、ロシアのウクライナ侵攻にあるという認識で一致し、これ以上、食料の輸出を妨げる行為をやめるよう、ロシア側に求めていくことなどを確認しました。

G7の外相会合には林外務大臣もオンラインで出席し、ロシアが世界的な食料危機の責任を欧米側に転嫁する主張を行っていることをめぐって意見を交わしました。

この中でG7各国は、世界的な食料危機は、ロシアがウクライナの穀物倉庫を爆撃したり、黒海を経由したウクライナからの食料輸出を妨げていることで引き起こされているもので、危機の責任はロシアにあるという認識で一致しました。

そのうえで、海路での食料輸出を妨げないようロシア側に求めていくとともに、陸路での輸出を目指すEU=ヨーロッパ連合の取り組みなどを支持することを確認しました。
会合のあと林大臣は、記者団に対し「グローバルな食料危機に対応するため、さらなる食料支援を検討していく考えを伝えた。26日からのG7サミットに向けて、改めてG7の認識をすり合わせ、よい準備にもなった」と述べました。


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https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000938.html