※河北新報

山形発祥「冷やしシャンプー」海を渡る ベトナムで人気に
https://kahoku.news/articles/20220625khn000034.html

2022年6月26日 6:00

 山形発祥の「冷やしシャンプー」が初の海外進出を果たした。日本の理容チェーンがベトナム・ハノイで営業する店舗で今年からサービスの提供を始め、人気だという。夏場に頭髪を冷やす普及活動を20年近く前から続ける山形県内の理容店主らは、新型コロナウイルス禍を乗り越えた成果に活気づいている。

高温多湿の気候「多くの客に喜ばれている」

 冷やしシャンプーは1995年ごろ、山形市宮町の理容店「メンズ・ヘアリズム」の店主大沼幸市さん(54)が考案。刺激が弱めのメンソール系のシャンプーやトリートメントを冷蔵庫で冷やしたり凍らせたりして使い、頭部に冷涼感を演出する。

 県理容生活衛生同業組合の有志が2003年から普及活動を本格化させ、現在は約300店がサービスを提供する。有志はさらなる普及に向けて県冷やしシャンプー推進協議会「ひやしびと」を設立。東日本大震災など全国の被災地で洗髪支援に当たり、県外でも認知度が高まった。

 「ひやしびと」幹事長も務める大沼さんは昨年、東京や大阪に出店する理容チェーン「大野グループ」のハノイの店舗に、山形産サクランボのエキスなどを加えた「ひやしびと」公式シャンプーを寄贈した。グループ幹部と以前から親交があり、「コロナ禍を乗り越えて頑張る店を応援しつつ、海外の反応も確かめたかった」と振り返る。

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ハノイの「バーバーズ」では冷やしシャンプーとPR用の専用のぼりも飾られている(ひやしびと提供)

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。