モスクワ、ロシア、6月29日(AP)― ウクライナ中部ポルタバ州のクレメンチュクにあるショッピングモールに対するロシア軍のミサイル攻撃について、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は6月28日、モスクワで行われたブリーフィングで、ロシア軍機は同地にある西側の兵器と弾薬集積所に対して、精密誘導ミサイルを発射したと述べた。
 同報道官は「ミサイルは、米国と欧州諸国から提供された兵器と弾薬を保管してある自動車工場を直撃。弾薬の誘爆が工場に隣接する営業を休止したショッピングモールに延焼した」と説明。
 また、トルクメニスタンで開かれていたカスピ海沿岸国サミットに出席していたロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、この爆撃について国防省報道官のコメントを引用、「ショッピングモールに人はいなかった」と改めて主張した。
 その上で、同外相は「より多くの武器がウクライナに供与されれば、それだけ紛争が長引びき、ウクライナのネオナチ政権下で暮らす市民の苦しみが長引くだけだ」と述べた。
 この空爆で少なくとも18人が死亡、60人近くが負傷した。

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