ルース・ベネディクトの指摘にもあったが、日本人は「個人の存在」を認めない
肩書やカテゴリでラベルを付け、そのラベルに沿った「あり方」を期待する
そしてその「あり方」で良し悪しを判断する
まるで道具のように

男とは、女とは、父親はこうあるべき、母親はこうあるべき
消防士はこう、教師はこう、看護師はこう
型にはめて、その型で良し悪しを論じたり判断したりする
そこに個人、つまり個性というものはない

既に役割が決められており、そこからはみ出してはいけないのだ
そんな世界で新しい事、型にはまらない事をするというのが
無謀なのが判るだろ?