もぎたて海外仰天ニュース

公開日:2022/07/03 06:00 更新日:2022/07/03 06:00

 米国で1年のうち、ペットの犬や猫が最も行方不明になりやすいのは独立記念日の7月4日前後だそうだ。

 理由は独立記念日前後に米国で大量に打ち上げられる花火。犬は臭覚ばかりでなく聴覚も敏感で、聞き取れる周波数帯は人間の2倍、敏感さは4倍だそうで、花火の爆破音に過剰に反応してしまうらしい。

 2015年の統計によると、独立記念日前後に行方不明になる犬猫の数は約30%も増えるそうだ。

 カンザス州のウィチタ市警は6月24日、ツイッターで飼い主らに注意喚起する投稿をした。

「花火の爆発音はペットの恐怖感や不安を誘発します。騒音から逃げようとする反応を最も強く示すのは犬ですが、猫も特定の音に不安を感じます」

「ペットは音から隠れようとしたり、音の方向に混乱して、逃げ道を探すといった反応を示す可能性があります」


「市警の動物管理局は、犬や猫の飼い主に(独立記念日前後に)ペットを安心させて、快適な隠れ場所を作ってあげるよう求めています」

 専門家も「万が一、行方不明になったときに備えてマイクロチップを装着する、飼い主情報を最新のものに更新する」「獣医から不安を抑える精神安定剤を処方してもらう」「おもちゃなど気が紛れるものを与える」「花火を見る際にペット連れて行かない」などのアドバイスをしている。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/307685