両手にいっぱい!無人販売所の“ギョーザ泥棒”の一部始終 お金は入れたフリで繰り返される犯行は20回 店長の心はズタズタ
2022年6月6日 月曜 午後7:35
https://www.fnn.jp/articles/-/370716

事件が起きたのは東京・東村山市。5月17日未明、その人物はギョーザの無人販売所に自転車で現れた。

 お金を入れるフリ 大量のギョーザを大胆に窃盗

店に入ってきたのは、全身黒ずくめの男。
男は迷わず、冷凍庫の扉を開けるとラーメンを2つ手に取る。
次はギョーザ6パック。それらの商品を両手いっぱいに抱えたまま店から出ていく。
男は外に停めた自転車のカゴに、ギョーザとラーメンを入れると再び店内へ。先程の分では足りなかったのか、新たにギョーザ10パックを追加した。
商品の代金は料金箱に入れるシステム。ところが、男は店の隅にある料金箱に近づくと、お金を入れたフリをして、大量のギョーザを盗んでいった。ギョーザ泥棒だ。
何度も繰り返す犯行は計20回、総額20万円
男による大胆な犯行は、これが初めてではなかった。1週間ほど前の5月11日にも店に姿を現し、ギョーザ12パックを盗んだ。
さらに、2022年2月には、慣れた手つきでギョーザ12パックを盗み出した上、持ってきたリュックの中にも次々とギョーザを詰め込んでいった。
一度に大量のギョーザを盗もうとするあまり、地面に落としてしまったこともあった。
この無人販売所での被害は、2022年1月から合わせて20回ほど。総額は約20万円に及ぶという。
しょうらい軒生餃子 津幡伸也店長:
自分たちが苦労して作っているので、作っても取られるのかと思うので、しんどかったですね。

 店長の心はズタズタ「心が折れて怒りに変わる」

時枝杏名リポーター:
こちらのお店「しょうらい軒生餃子」では、相次ぐ窃盗被害のため夜間の営業は中止しているといいます。
客との信頼関係で成り立つ無人販売所。相次ぐ窃盗被害に店長の心はズタズタだ。
しょうらい軒生餃子 津幡伸也店長:
なめられているんだなというのは正直なところ。あれだけ持って行かれると、心が折れて怒りに変わる。
警視庁は窃盗事件として捜査している。