(2022年07月05日 14時30分 更新)

龍神温泉元湯に設置している「龍神 晴」の等身大パネル(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
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 和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は、全国の温泉地をキャラクター化して地域の魅力を発信している「温泉むすめ」の活用を始めた。龍神村をモチーフにした「龍神 晴(せい)」を「起用」し、2日から龍神村内3カ所でパネル展示やグッズの販売などを開始した。

 「温泉むすめ」は、キャラクターを通じて全国各地の温泉地や地域の魅力を幅広く伝え、現地への来訪を促すことを目的としている。観光庁後援の取り組みで、県内では龍神村の他、白浜町と那智勝浦町でもキャラクターがつくられている。

 この事業に取り組んでいる企業「エンバウンド」(東京都)によると、温泉むすめは各温泉地に宿る神様で、人間の女の子と変わらぬ容姿を持つという設定。現在122のキャラクターがあり、音楽活動やコミック、声優によるトークイベントなどを通じて温泉地の魅力を国内外に発信している。日本だけでなく、台湾でもキャラクターがつくられている。

 46番目に登場した「龍神 晴」は、キツネのように化かすことが好きな巫女(みこ)装束のキャラクター。祈祷(きとう)が特技で、趣味はシイタケの栽培。声優は、和歌山県出身の中島由貴さんが務める。

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