2022.07.15
ただいま自宅待機中…コロナ陽性編集者が感じた、お役所の「?」
生年月日記入に600回クリックって

週刊現代講談社
月曜・水曜発売

全国で再び急拡大している新型コロナ。この2年間、わが週刊現代編集部でも次々と患者が発生する中、なんとか罹患せずに来た私もついに巻き込まれてしまいました。

この記事を書いている現在、自宅待機6日目ですが、すでに平熱に下がり、体調は問題ありません。そこでここまでに感じた、数々の「?」を記しておこうと思います。

この記事は、感染爆発の最前線で、一生懸命に対応してくれている皆さんを糾弾することが目的ではありません。むしろ「お役所の論理」に振り回されている医療現場・保健行政に携わる方々に、フラストレーションをぶつける患者さんが出ないよう事前に知っておいてもらえれば、と思っての投稿です。






「発熱外来」受診者は、病院の一般トイレは使えない

違和感を感じたのは、喉の軽い痛みからでした。

その2日前、あるイベントで会った私の友人が咳をしていたのです。その友人から「隣の席の同僚がコロナ陽性」というメールが来て、私は夕刻、かかりつけの総合病院(そこには「発熱外来」が常設されているのを知っていました)に電話をしましたが、「時間外になっているので、明日朝8時半以降にご連絡ください」と言われました。まだ平熱でしたが、事情を話して会社を早めに出て帰宅。

その晩には37.1℃まで熱が出てきました。平素は35℃台しかない自分にとっては、明らかに発熱の感覚はあります。そして、翌朝8時半前には自家用車を運転して10分ほどの総合病院まで行きました。

「発熱外来」のテントの斜め前に車を駐車して8時半になるとともに電話をします。「もう、病院の駐車場に車を停めてます」と伝え、じーっとテントを睨みながら折り返し電話がくるのを待っていました。気分はほとんど「張り込み」状態です。

「・・・しまった、トイレに行きたい」と思いましたが、総合病院の入口では検温があります。病院の中に入ることはできません。う~、どうすればいいんだ・・・と悩みつつ、体の節々が痛くなり、熱が上がる感覚があり、車の中で朦朧としかけた頃、電話がありました。8時半に連絡をしていましたが、テントに通されたのは10時すぎ。体温は38.5℃になっていました。

「トイレに行きたいのです」と伝えると、「発熱外来患者専用」と書かれた、病院裏の仮設トイレに案内してくれました。排泄場所は感染危険度の高い場所ですから、やっぱり一般患者とは別のものがちゃんと設置してあるのですね。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97474

「発症日」と感染した日は違うの?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97474