7/21(木) 12:15

日本銀行は金融政策決定会合を行い、現在の大規模な金融緩和策を維持することを決めました。

また、2022年度の物価上昇率見通しについては2.3%に引き上げました。

日銀は、きょうまでの会合で短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度に誘導することを柱とする現在の大規模な金融緩和策を維持することを賛成多数で決めました。

また、あわせて公表した「展望リポート」で2022年度の生鮮食品を除く消費者物価指数の見通しについては今年4月に引き上げた1.9%から、2.3%へと引き上げました。

日銀は、2%の物価上昇を目標としていて、表面上は目標が達成されたことになりますが、賃金の上昇や需要の増加が伴っていないとして大規模な金融緩和は継続する方針です。

日本経済の現状については「資源価格上昇の影響などを受けつつも、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、持ち直している」としています。

欧米の中央銀行がインフレに対応するため相次いで金利を引き上げ、24年ぶりとなる円安水準を更新し続けるなか、黒田総裁が午後に行う記者会見で円安の影響や今後の金融政策についてどのような発言をするのかが注目されます。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/6d0da18859874061faf37755f682d05741ea2c12